ハザマというキャラクターの真骨頂は、敬語から一転して吐き出される下劣で冷酷な罵倒の数々にある。「はいはい、お仕事お仕事」「やあやあ、いらっしゃい」といった軽薄な挨拶で相手の警戒を解き、戦闘が激化すると狂気に満ちた叫びへと豹変する。この劇的なギャップこそが、彼を単なる悪役以上の存在へと押し上げた。
勝利画面や戦闘中に言い放たれる「痛いですか? 辛いですか?」「ゴミクズが!」といった言葉は、相手を肉体的にも精神的にも痛めつけることに愉悦を覚えるサディスティックな内面を如実に物語っている。言葉の端々に漂う「相手を人間扱いしていない」冷徹さが、戦闘の緊迫感をいやが上にも高めていた。