Q1:草薙剣(天叢雲剣)の本物のカラー写真やX線透視画像は本当にないのですか?
A1:一切存在しません。熱田神宮の御神体は学術調査の対象外であり、宮内庁や文化庁であっても科学的調査や撮影を行うことは不可能です。インターネットやテレビ番組で紹介される画像は、すべて神話に基づく復元レプリカや想像図、あるいは儀礼時に布で包まれた御神体を納める唐櫃(からひつ)の外観写真です。
Q2:天皇陛下は即位のとき、熱田神宮の実物や皇居の形代を直接目にするのですか?
A2:天皇陛下であっても中身を直接目にすることはありません。「剣璽等承継の儀」で受け渡される剣の形代は、錦の袋と幾重もの覆砂(ふくさ)、専用の御箱に固く納められており、開封されることなく継承されます。直視しないこと自体が最高の敬意を示す作法とされています。
Q3:なぜ「天叢雲剣」と「草薙剣」という2つの名前があるのですか?
A3:ヤマタノオロチの頭上に常に暗雲が立ち込めていたことから、体内から出た剣を「天叢雲剣」と名付けたのが原初です。その後、日本武尊が東征の際、敵の野火攻めに遭った際にこの剣で草を薙ぎ払って難を逃れたという武功から「草薙剣」と呼ばれるようになりました。歴史上は同一の刀剣を指しています。