近年、昭和・平成の芸能界を彩った多くの大物スターやシンガーたちが引退を表明したり、惜しまれつつ世を去ったりしている。そうした時代の移り変わりの中で、和田アキ子が今なお現役でマイクを握り続けている意味は極めて大きい。
彼女自身、インタビューなどで度々「歌えなくなったら辞める」と口にしている。しかし、その言葉の裏には「歌える限りは全力を尽くす」という強い決意が込められている。年齢という数字に縛られることなく、声が出る限り、体が動く限り表現者として生き切る。その覚悟が、彼女の言葉一つひとつの重みとなり、聴く者の心を揺さぶるのだ。