「あの時期の狂騒は、どこか異様でした」。そう語るのは、かつて同団体の立ち上げ期に関わっていた元幹部社員だ。2026年現在、長らく沈黙を守り続けてきた関係者たちが、ついに口を開き始めた。
創始者である心屋仁之助氏が提唱した「言葉に出して言ってみる」「損してもいい」といった逆説的なアプローチは、生きづらさを抱える現代人の心に深く刺さった。しかし、スポットライトの裏側では、急拡大する組織内の摩擦や、信奉者たちの極端な行動を巡る葛藤が日常化していたという。
「救われたという人が大勢いる一方で、家族関係が崩壊したという悲鳴も届いていた。その狭間で、当人たちもまた強いプレッシャーと対峙していたのです」。独占取材に応じた心理カウンセラーは、ブームの裏にあった凄惨なまでの葛藤と、人間臭い執着のリアリティを明かしてくれた。