興味深いことに、SNSの世界では今、第二ボタンを巡る「逆輸入的なブーム」が起きている。TikTokやInstagramを中心に「平成レトロ」や「昭和エモ文化」がトレンド化。あえて学ランの第二ボタンを模したアクセサリーや、ネットフリックスの青春ドラマに影響された世代が、卒業式で第二ボタンをねだる動画を投稿し、数百万回再生を記録する現象が相次いでいる。
ブレザー制服の学校に通う生徒が、わざわざ通販でヴィンテージの学ランボタンを購入し、手書きのメッセージカードとともに好きな人に渡すというアプローチすら見られる。デジタルで何でも手に入る時代だからこそ、手触りのある「アナログなロマン」が、若者たちの目にはフレッシュでドラマチックな体験として映っているのだ。