高垣彩陽という役者を語る上で絶対に外せないのが、『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズの雪音クリスだ。歌いながら闘うという特殊かつ過酷な現場において、彼女のソプラノヴォイスと抜群の音感、そして情緒豊かな演技は見事に噛み合った。尖りきった反抗期のような初登場時から、仲間を得て成長していく過程で見せる素直になれない可愛らしさまで、キャラクターの持つツンデレと情の深さを完璧に演じ分けた。
劇中歌で見せた圧巻のボーカルパフォーマンスは、劇伴やキャラクターソングの域を超え、作品全体の熱量を引き上げる原動力となった。キャラクターソングが物語の重要な鍵を握る作品において、彼女のような本物の「歌唱力」と「芝居力」を兼ね備えたキャストが存在したことは、作品の息長い人気の要となっている。