古河公方公園の名を全国に知らしめている最大の呼び物が、例年3月中旬から4月上旬にかけて開催される「古河桃まつり」です。江戸時代初期、古河藩主の土井利勝が領内の子どもたちに桃の種を拾い集めさせ、植え育てさせたことが起源とされています。
園内には、鮮やかなピンク色の花を咲かせる「矢口(やぐち)」を中心に、1本の木に紅白の花が咲き分ける「源平(げんぺい)」、花弁が細長い「菊桃(きくもも)」、矮性種の「寿星桃(じゅせいとう)」、純白の「寒白(かんぱく)」など5種類・約1,500本以上の花桃が植栽されています。開花時期が種類ごとに微妙に異なるため、長期間にわたってグラデーション豊かな桃源郷の景観を楽しめるのが大きな特徴です。
2026年の開花状況と見頃の傾向としては、暖冬傾向の影響を受けつつも、3月15日前後から早咲きの矢口が開花し、3月下旬(春分の日前後)に満開のピークを迎える見通しとなっています。期間中は特設ステージでの野点(のだて)やご当地グルメの出店、古河桃むすめによる観光案内など多彩な催しが連日繰り広げられます。