この海域のポテンシャルには、トップアングラーも熱い視線を注ぐ。淡路島を拠点に革新的なルアーや釣具を生み出し続ける天才アングラー・村上晴彦氏の理論においても、湾奥部の潮流変化や構造物に付く魚の習性は常に探求の対象だ。潮通しと構造物が絡む環境は、魚の捕食スイッチを入れる最大の要素である。
こうした現場の盛り上がりは、釣具・フィッシング産業全体にも波及している。近年では、初心者でも糸絡みトラブルを起こしにくいショートロッドや、環境に配慮した生分解性素材のエサが続々と投入され、海釣り施設での快適性を格段に高めている。タックルの進化が、誰でも大物の引きを楽しめる時代を引き寄せた。