渋柿が驚くほど極甘に!焼酎を使った正しい渋抜き手順と失敗防止法

渋柿が驚くほど極甘に!焼酎を使った正しい渋抜き手順と失敗防止法

渋柿が驚くほど極甘に!焼酎を使った正しい渋抜き手順と失敗防止法に関する主要なデータを分かりやすく解説いたします。

渋柿を口に入れた瞬間に感じる強烈な渋みの正体は、果肉の細胞内に含まれる水溶性タンニン(主にシロブシオールと呼ばれるポリフェノールの一種)です。水溶性タンニンは唾液に溶け出す性質があり、舌の味蕾にあるタンパク質と結合して収れん作用(舌が締め付けられるような感覚)を引き起こします。

ここで重要な科学的事実は、「焼酎で渋抜きをしても、果実内のタンニン自体が消滅するわけではない」という点です。果実にアルコール(エタノール)が付着して密閉環境に置かれると、柿の果肉細胞が無酸素呼吸(嫌気呼吸)を開始します。この代謝プロセスでエタノールが中間生成物である「アセトアルデヒド」へと変化します。

アセトアルデヒドが水溶性タンニンと化学的に結合(重合)すると、タンニンは分子量の大きい「不溶性タンニン」へと変化します。不溶化したタンニンは唾液に一切溶け出さなくなるため、人間の舌では渋みを感じなくなります。その結果、元々渋柿が秘めていた純粋な糖分(果糖やブドウ糖)だけを舌が感知できるようになり、糖度16度〜20度以上という極上の甘さをダイレクトに味わえるようになります。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。