警察庁サイバー犯罪対策課が公表したデータによると、SNSやマッチングアプリを入口としたサイバー犯罪の相談件数は依然として高い水準を維持しています。単なる悪質業者の勧誘にとどまらず、反社会的勢力や海外の詐欺グループが組織的に介入しているケースも珍しくありません。
特に被害が急増しているのが、感情の隙間につけ込む国際ロマンス詐欺です。Netflixで配信され世界的な反響を呼んだドキュメンタリー『Tinder詐欺師: 恐怖のCEO』が告発したように、架空の富裕層や軍人などを装い、長期にわたるメッセージ交換で恋愛感情を抱かせたのちに「トラブルに巻き込まれた」「2人の将来のために送金してほしい」と現金を要求する手法が定着しています。このような手口は海外での事件に限らず、国内のTinder利用者の間でも報告されており、厳重な注意が必要です。