彼女のキャリアにおいて永遠の原点と言えるのが、不朽の名作ドラマ『北の国から '87初恋』だ。主人公・純の初恋相手である「れい」役に抜擢された当時、画面越しにも伝わる純粋さと儚さは、全国の視聴者を一瞬で虜にした。
だが、そのあまりの反響の大きさは、若き日の彼女にとって大きなプレッシャーでもあった。「清純派ヒロイン」という強いパブリックイメージ。そこからいかに踏み出し、一人の本格派女優として自立していくか。彼女は甘んじることなく、癖のある役柄や複雑な心理描写を必要とする作品へ自ら飛び込んでいった。その粘り強い探求心こそが、息の長い女優人生の強固な土台となったのだ。