朝の慌ただしい弁当作りや、夜の疲れ果てた献立検討。そんな日常の一コマに、ひとさじの「鮮烈な紫」が差し込むだけで印象は一変する。都内のライフスタイルショップやオーガニックスーパーでは、紫キャベツの売り上げが大きく伸長。ワンプレート料理やサンドイッチの断面見せが定着したことで、爆発的なブームへと火がついた。
物価高が続く中で「日持ちの良さ」も選ばれる強力な理由だ。普通のキャベツに比べて葉が硬くしっかりしている紫キャベツは、冷蔵庫で適切に保管すれば1週間以上シャキシャキ感を保つ。一回の調理で大量に仕込んでおける常備菜としての適性が、共働き世帯や一人暮らしの強い味方となっている。