現在、阪神甲子園球場で開催される全国高等学校野球選手権大会や選抜高等学校野球大会における1試合あたりの平均時間は、およそ「2時間00分〜2時間10分」前後で推移している。一昔前まで2時間30分を超える試合が頻発していたことを考えると、明確なペースアップが進んでいる。
試合展開によって差は生じる。投手戦でテンポ良くストライク先行の投球が続けば、1時間40分程度で9回が終了するケースも珍しくない。一方で、四死球の乱発や乱打戦、あるいは雨天中断が挟まることで3時間を超えるロングゲームも依然として存在する。しかし、大会本部による攻守交代の迅速化呼びかけやベンチの意識改革が浸透した結果、全体としての試合時間は着実に圧縮されつつある。
一般的に、高校生たちのプレー時間はプロ野球(平均約3時間10分)と比べても格段に短い。引き締まった試合進行は、炎天下の球場を訪れる観客の熱中症リスクを下げ、大会全体のスケジュール遅延を防ぐ重要な生命線となっている。