「出身大学はどこですか?」「その偏差値で満足してるんですか?」。容赦のない問いかけが、街頭インタビューの現場で飛び交う。YouTubeの動画内で見られる過激な切り捨てや嘲笑は、一見すると無計画な暴走に見えるかもしれない。しかし現場取材で見えてきたのは、過酷なロケを成立させるための徹底された撮影プロセスだった。
真夏の猛暑日や真冬の凍てつく街頭で、何時間も足を止めずにターゲットを探し続ける根気が求められる。撮影クルーは通行人の表情や服装、醸し出す雰囲気から瞬時に学歴推測を行い、声をかけるタイミングを計っている。過激な演出の舞台裏には、断られること数十回に及ぶ地道で泥臭いフィールドワークが存在していたのだ。