チーム結成の過程において、最大の試練となったのが大会直前の主力離脱でした。シーズン終盤の激闘や日本シリーズに伴うコンディション不良により、当初選出されていた複数の中心選手が出場辞退を余儀なくされました。
侍ジャパンメンバー辞退理由の詳細は以下の通りです。
・岡本和真(巨人):シーズン終盤に負った左第五腰椎分離症の治療に専念するため辞退
・吉川尚輝(巨人):CSファイナルステージで負傷した左第肋骨骨折のため辞退
・伊藤大海(日本ハム):右足関節のコンディション不良のため辞退
・万波中正(日本ハム):左肩痛の回復を優先するため辞退
4番打者と正二塁手、開幕投手を務めたエースが一気に抜ける緊急事態に対し、指揮官は即座に侍ジャパン追加招集のカードを切りました。召集されたのは、巨人左腕の井上温大、日本ハムの主砲清宮幸太郎、楽天の守備職人村林一輝、そしてDeNAを26年ぶりの日本一へと導き日本シリーズMVPに輝いた桑原将志の4名でした。
特に桑原の招集は、日本シリーズで見せた凄まじい闘志とチームを鼓舞するリーダーシップを買った即断即決の抜擢であり、辞退者の穴を埋める以上の熱量をベンチにもたらす結果となりました。