ファンが最も熱い視線を注ぐのが、夫婦としての素顔と、作品づくりにおける相互作用だ。関係者の証言によると、家庭内においてふたりは「最高の理解者であり、最もシビアな第一批評家」であるという。台本の読み込みや役作りにおいて互いに口を出しすぎることはないものの、作品選びの直感や演技に対する美的感覚は驚くほど共鳴している。
過去の密着取材や映画祭でのオフショットで見せる自然体の佇まいは、メディアの前で見せる華やかな姿とはまた異なる温かみに満ちている。激しい役柄を演じ切った後、家庭に戻れば互いの表現活動を静かに支え合う。その成熟したスタンスこそが、長年にわたり最前線で走り続けるためのエネルギー源になっていることは間違いない。