日本全国に展開するくら寿司の中で、なぜ「くら寿司 グローバル旗艦店 銀座」がこれほどまでに別格の扱いを受けているのか。その理由は、単に寿司を食べる場所にとどまらない「体験型エンターテインメント施設」としての設計思想にあります。
店舗デザインを手掛けたのは、ユニクロや今治タオルのブランディングで知られる佐藤可士和氏。白木を基調とした洗練されたジャパニーズモダンな空間には、浮世絵の巨匠・歌川広重の連作『東都名所高輪廿六夜待遊興之図』をモチーフにした巨大な光壁や、無数の提灯が整然と並び、足を踏み入れた瞬間に祝祭感あふれる江戸の賑わいへと引き込まれます。
そして最大の見どころが、店内に設置された屋台エリア「くら小町」です。江戸時代にファストフードとして誕生した屋台寿司の原点に立ち返り、注文を受けてから職人が目の前でネタを炙り、天ぷらを揚げ、特製団子を焼き上げるライブ感は、既存の回転寿司店舗では決して味わえない特別な付加価値を提供しています。