ぬいぐるみを狙う際、最も重要な物理パラメーターは「重心の位置」です。外見上の中心と実際の質量中心は大きく異なります。
特に近年のキャラクターぬいぐるみは、頭部に綿やギミックが詰まっており、全体の約60%〜70%の重量が頭部に集中している設計が主流です。「頭が重いぬいぐるみ」に対して胴体の中央を掴むと、持ち上がった瞬間に頭の重みでバランスを崩し、爪からすっぽ抜けてしまいます。初手では必ず頭部の一番太い部分にアームの爪を深く差し込めるか、あるいは頭部と胴体の境界(首元)に爪を引っ掛けられるかを検証しなければなりません。
また、100円を投じる前の「アームパワー見極め」も欠かせません。チェックすべきポイントは以下の3点です。
- ツメの角度:ツメの先端が水平に近い(角度が浅い)台はホールド力が極端に弱く、引っかかりが期待できない。
- アームの初期下降速度とねじれ:下降時にブレが大きい台は狙いがズレやすいが、回転を利用して爪を隙間にねじ込む戦術に利用可能。
- シールドの高さと景品の距離:落とし口のプラスチック板(シールド)が景品の全高より高い場合、純粋な持ち上げではシールドを越えられないため、転がし技が必須。