桐箱の箱書き完全攻略!表書き・蓋裏の作法と価値を左右する秘密

桐箱の箱書き完全攻略!表書き・蓋裏の作法と価値を左右する秘密

桐箱の箱書き完全攻略!表書き・蓋裏の作法と価値を左右する秘密に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

桐材は吸水性と導管の隙間が非常に多いため、半紙と同じ感覚で筆を置くと一瞬で墨が繊維に沿って毛羽立ち、無残なにじみが発生します。桐箱の箱書きがにじまない方法としてプロが実践している下処理と、適切な道具選びを把握しておきましょう。

まず使用する墨は、水分の多い薄墨や安価な学童用墨汁は厳禁です。膠(にかわ)分が適度に含まれた「濃墨液」または固形墨の「油煙墨(ゆえんぼく)」を濃密に磨り下ろしたものを選びます。筆は毛先のまとまりが良くコシの強いイタチ毛や馬毛の小筆〜中筆が適しています。

桐箱の箱書きを自分で書くコツとして、最も効果的な裏ワザが「事前の目止め(めどめ)」です。

白チョークの粉を桐箱の表面に薄く塗り込んで布で軽く払うか、水で10倍程度に薄めた木工用ボンドを平筆でごく薄く塗布して完全乾燥させておくと、木の導管が塞がれて驚くほどクリアでシャープな線が引けます。筆を運ぶ際は、木目に逆らわず、筆先を寝かせすぎずに立てて一定のスピードで書き切ることが成功の分岐点です。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。