「締め切っていたはずの部屋に、どこからヤモリが入ってきたのか」と疑問に感じるのは当然です。ヤモリは体が非常に柔軟で、わずか数ミリの隙間があれば簡単に頭を滑り込ませて侵入できます。
主な侵入経路として代表的なポイントは以下の通りです。
- サッシと網戸の隙間:網戸を中途半端に開けている際にできる隙間や、モヘヤ(防虫パッキン)の劣化部分。
- エアコンの導入部:配管の壁貫通部のパテ崩れや、ドレンホースの開口部。
- 換気扇・通気口:フィルターが設置されていない屋外換気ガラリ。
- 玄関ドアや窓の開閉時:夜間、灯りに集まってきた個体が一瞬の隙を突いて入り込むケース。
特に春から秋にかけて生まれるヤモリの赤ちゃんは体長が2〜3センチ程度しかなく、サッシのわずかな段差からでも容易にすり抜けてしまいます。ヤモリが家の中に入り込む最大の理由は「住み着くため」ではなく、室内の明かりに誘われて集まったコバエ、蛾、クモなどの餌を夢中で追いかけているうちに迷い込んでしまったというのが実情です。