昼間の爽やかな日差しに透ける藤も見事ですが、白毫寺が誇るもう一つのハイライトが、開花ピーク期限定で実施される夜間ライトアップです。闇夜に浮かび上がる紫や白、ピンクの花房が五色に照らされ、日中とは一変した妖艶で幽玄な世界観へと参拝者を誘います。
2026年シーズンのライトアップの点灯時間は日没(おおむね18時30分)から21時まで(最終受付は20時30分頃)となっており、開花状況に応じたベストな数日間に集中して行われます。夕暮れ時の空が深い藍色に染まるマジックアワーから完全な日没へと移り変わる時間帯は、幻想的な色彩のグラデーションを鑑賞できる絶好のタイミングです。
愛好家の間で九尺藤の写真撮影スポットとしての評判が高いアングルは、藤棚の下から広角レンズで見上げる構図です。地面すれすれまで垂れ下がる無数の花房を前ボケに配し、奥へと続く藤のトンネルを捉えると奥行きのある劇的な1枚に仕上がります。また、心字池周辺から水面に映り込む逆さ藤とライトの反射を狙うスポットも人気を集めています。