指標の歴史的な転換点となったのが、測定手法の変化だ。長年業界の基準だった世帯ベースの数値から、ビデオリサーチが提示する個人視聴率やコアターゲット(特定の若年〜中高年層)の動きへと重軸が移った。
「誰が、どの部屋で、どのように観ているか」。これが明確になったことで、これまで「数字が取れない」と敬遠されがちだったエッジの効いた企画や、若者向けのテーマにもスポットが当たるようになった。世帯全体の平均値という曖昧な数字から、明確な視聴者像を捉えたピンポイントの評価へと移行したことが、制作者側の発想をも自由に解き放っている。