4KグラフィックスやVRヘッドセットが普及し、家庭用ゲーム機やPCゲームで何でも体験できる時代に、わざわざコインを投入してゲームセンターに通う意味はどこにあるのか。その答えは「完全な身体性の開放」にある。
リビングルームでコントローラーを握って『EA SPORTS FC 26』や『eFootball』をプレイするのは快適だ。しかし、全身を使って息を切り、周囲のギャラリーからの歓声を浴びながらラストパスを送り込むカタルシスは、四角い部屋の中には存在しない。アーケードならではの大音量サラウンドスピーカーと、床から身体を揺らす低音振動、そしてギャラリーの視線。これらが一体となった「体験の密度」において、家庭用ゲームはまだゲームセンターの足元にも及ばない。