TOKIOのリーダーが城島茂に決まった経緯として、テレビ番組などで度々語られてきたのが「じゃんけん」で決まったというエピソードです。少年隊の東山紀之がMCを務める番組企画の中で、グループ結成時に「誰がリーダーをやるかじゃんけんで決めよう」となり、城島が勝った(あるいは負けた)ことで就任したというコミカルなトークは、ファンの間でも親しまれてきました。
しかし、その舞台裏にある本質は単なる偶然ではありません。当時からジャニーズJr.の中で最年長として後輩たちの面倒を熱心に見ていた城島は、誰よりも早く合宿所に入り、不器用ながらも直向きに努力を重ねる姿で仲間から深い敬意を集めていました。先輩である植木等さんから「君がリーダーか」と声をかけられた際、否定せずに受け止めた覚悟も含め、メンバー全員が「城島くん以外にTOKIOのリーダーはいない」と自然に認めていたのが真実です。
城島のリーダー論は、決して前に出て仲間を引っ張るタイプではなく、「後ろから全員の背中を支え、いざという時にすべての責任を背負う」というもの。この包容力こそが、激動の芸能界を30年以上生き抜く強固なグループ基盤を作りました。