ネット上の情報では「皮むき不要でそのまま炒めるだけ」といった手軽さを謳う記述も見受けられますが、ここに大きな落とし穴が存在します。品種や収穫時期による違いを理解していないと、料理全体が台無しになるケースがあります。
「すいおう」などの専用品種や、初夏に出る極めて若い新芽・新蔓であれば皮むきなしでも柔らかく食べられます。しかし、秋の芋掘り期に収穫される成熟した通常品種の茎は、外皮のセルロース繊維が強固に発達しています。これを皮むきせずに調理すると、噛み切れずに口の中に筋だけが残り、家族から不評を買う最大の原因となります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
さつまいもの茎料理は、全ての人に無条件で向いているわけではありません。ご自身のライフスタイルや好みに合わせて取り入れるか判断することをおすすめします。
【積極的に取り入れるべき人】
- 家庭菜園や農業体験で芋掘りを行い、採れたての無農薬・新鮮な茎が手に入る人
- フキや山菜、セロリなど、歯ごたえと滋味のある和食のおかずが好きな人
- フードロスを減らし、普段捨てられる部位の豊かな栄養を余すことなく摂取したい人
【調理に慎重になるべき・見送るべき人】
- 15分以上の下ごしらえ(皮むき・アク抜き作業)に時間を割けない多忙な人
- すでに収穫から日数が経過し、しなびて黒ずんでしまっている茎しか手元にない人(筋が剥きにくくアクが強いため)