救急搬送の現場に、一刻の猶予も存在しない。同院の救急センター(ER)は、「365日24時間、どんな重症度の患者も決して断らない」という強い理念のもとで運用されている。複数の専門医が常時待機し、搬送後直ちに高度な画像検査から緊急手術へと移行できるシームレスな「ワンストップ救急」の動線が確立されている。
救急車が到着する前の救急隊とのデジタルリアルタイム連携も大きな武器だ。搬送中の患者のバイタルサインや心電図データ、既往歴が走行中の車内から院内モニターへと即座に共有される。患者がERの自動ドアをくぐる瞬間には、すでに最適な専門チームが完璧な万全体制で待ち構えている。一刻を争う心筋梗塞や脳卒中の治療において、この数分の連携が生死を分ける鍵となる。