事態をさらに深刻化させたのは、出演したアーティスト陣への飛び火でした。フェスには日本のヒップホップシーンを代表するトップアーティストが多数参加していましたが、ステージ上からの感染対策の呼びかけが不十分だったことや、泥酔・密集状態の観客を煽るようなパフォーマンスが見られたことで批判の矛先が向けられました。
フェス終了翌日から、出演者たちが次々と自身のSNS上で公式謝罪文を発表する異例の事態に発展します。シーンを牽引してきた重鎮ラッパーたちが「主催者任せにして現場の異様な状況を止められなかった」「ルールを守って活動している他の音楽関係者や医療従事者に多大な迷惑をかけた」と頭を下げました。
真摯にガイドラインを守って開催を模索していた他の音楽フェスやライブイベントが相次いで中止に追い込まれるなど、この騒動がエンタメ業界全体に与えた打撃と信用失墜は計り知れないものとなりました。