土と物語が織りなす静謐な造形美——陶芸家・石原稔久の軌跡と真価

土と物語が織りなす静謐な造形美——陶芸家・石原稔久の軌跡と真価

土と物語が織りなす静謐な造形美——陶芸家・石原稔久の軌跡と真価に関する話題のニュースを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

作品を彩る表情の豊かさも、石原稔久を語るうえで欠かせない要素です。粗い土の粒感をそのまま残した焼締(やきしめ)をはじめ、しっとりとした白が印象的な粉引(こひき)、深い味わいを持つ黒釉や黄釉など、実に多様な表情を見せます。

単一の釉薬で均一に覆うのではなく、焼き上がりのムラや火の色、土そのものが持つ鉄分の現れを計算し尽くしたうえで焼き上げます。意図と偶然が複雑に絡み合うことで、一つとして同じものがない唯一無二のテクスチャーが生まれます。

土の質感を生かした手作りの陶器
池田 達也
Author

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。