紅白終了後、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』などで、当時の舞台裏や心境についての言及がありました。そこで明かされたコメントの真相は、照れ隠しのユーモアを交えつつも、極限状態のプレッシャーを物語るものでした。
実際、紅白歌合戦の進行は数秒のズレが終盤のエンディングに直結するという極めてシビアなタイムテーブルで動いています。耳元のイヤモニからは怒号に近いテンポアップの指示や、逆に「間を取れ」という指示が目まぐるしく飛び交います。
有吉は「テレビ見ている人は色々深読みするけど、現場は戦場だからね」と笑いに変えつつも、「あそこで適当なことを言って台無しにするくらいなら、黙っていたほうがマシ」という彼特有の美学を滲ませました。言葉を仕事にするプロだからこそ、無意味な言葉の乱発を避けるという選択肢を取ったことが裏付けられています。