熱狂的な支持を集めた舞台裏には、大映テレビならではの規格外のハードスケジュールと過酷な現場環境がありました。当時はCGなど存在しない時代。激しいカーチェイスやビルからの飛び降り、爆破シーンに至るまで、主演の2人は原則としてスタントマンを使わず体当たりで挑んだと語られています。
週に何本もの追跡シーンや乱闘シーンを撮影する中、擦り傷や打撲は日常茶飯事。深夜から早朝に及ぶ過酷なロケが続く中、現場の士気を常に鼓舞し続けたのが松崎しげるの持ち前の明るさでした。共演者やスタッフに声をかけ、時には歌を口ずさみながら過酷な現場を盛り上げたエピソードは、今も語り草となっています。
待ち時間には国広富之と演技プランやプライベートの悩みを語り合い、撮影が進むにつれて2人の関係は役柄同様、本当の兄弟のような深い結びつきへと変化していきました。