なぜリリー・フランキーの若い頃はエモい?超極貧美大生からカリスマへの真相

なぜリリー・フランキーの若い頃はエモい?超極貧美大生からカリスマへの真相

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大学を5年かけて卒業した後も、彼は一般企業への就職を選ばなかった。日本中が空前の好景気に沸き、誰もが豊かな将来を疑わなかったバブル全盛期。リリー・フランキーはあえてその喧騒から背を向け、フリーランスのイラストレーターやライターとして歩み始める。

だが、20代の彼を待ち受けていたのは厳しい現実だった。仕事の依頼は月に数本、小さなカットイラストを描いて得られるわずかな原稿料だけ。明日食べる米にも困る極限の貧乏生活が続いた。それでも「組織に属して自分をすり減らすくらいなら、貧乏でも自由でいたい」というプライドを譲らなかった。

自らの pen name である「リリー・フランキー」を名乗り始めたのもこの時期だ。大学時代の友人とお互いを「リリー」と呼び合っていたことや、ロックバンド「カルチャー・クラブ」のボーイ・ジョージのような国籍や性別を超えた自由な佇まいへの憧れ。昭和の固定観念を脱ぎ捨て、表現者として己の足で立つ決意がこの名前に込められていた。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。