Q1:ベトナム人技能実習生が日本に来るために背負っている借金の総額はいくらですか?
A1:現地送り出し機関への手数料や日本語教育費、渡航費用名目で、平均して約80万〜120万円(現地平均年収の2〜3年分)の借金を背負って来日する事例が依然として多く見られます。新設された育成就労制度では、本人負担の上限規制や受け入れ企業側による費用分担が制度化され、初期借金の抑制が進められています。
Q2:育成就労制度が導入されると、技能実習生の「失踪」は本当に減少しますか?
A2:一定の要件を満たせば「合法的・計画的な転籍(転職)」が可能になるため、過酷な職場環境から逃れるための不法な失踪は減少すると予測されています。ただし、初期借金の完全排除や悪質ブローカーの摘発が徹底されない限り、根本的な根絶には一定の時間を要するというのが専門家の共通した見立てです。
Q3:特定技能1号へ移行するための「日本語能力試験N4」はどれくらい難しいですか?
A3:N4は「基本的な日本語を理解することができる」レベルであり、日常的な場面でややゆっくり話される会話が聞き取れる水準です。試験合格率は概ね35%〜45%程度であり、仕事を終えた後の独学だけでは合格が困難です。受け入れ企業側が就業時間内に日本語学習プログラムを提供できるかどうかが合否を大きく左右します。