雨の激しさと並んで厳しいのが、夏場の熱中症リスクの質的な変化だ。2026年の夏、都心部では夜間になっても気温が30度を下回らない「超熱帯夜」が常態化しつつある。蓄熱されたアスファルトとコンクリートから放出される輻射熱が、夜間の気流の停滞と重なり、都市全体が巨大な温室と化すためだ。
日中の最高気温だけを指標にすると、実際の危険度を見誤る。湿度と輻射熱を加味した暑さ指数(WBGT)は、都心部の特定エリアで連日警戒レベルを突破。特にアスファルトに近い低い位置を歩く子供やペット、屋外での作業者にとって、空調の効いた退避場所の確保は文字通り生命線となっている。