三目並べの基本ルールはシンプルそのものです。3×3のマス目に2人のプレイヤーが「○」と「×」を交互に書き込み、縦・横・斜めのいずれか一列に自らの記号を3つ並べた側が勝者となります。英語圏では「Tic-Tac-Toe(チック・タック・トゥー)」、イギリスでは「Noughts and Crosses」と呼ばれ、古代エジプト時代から類似の遊戯が存在したと言われるほど長い歴史を誇ります。
よく混同される競技に「五目並べ」がありますが、両者にはゲームの性質上、決定的な隔たりが存在します。最大の違いは盤面の広さと先手有利の度合いです。15×15や19×19の碁盤を使う五目並べは、マス目が広大で手数の自由度が極めて高いため、純粋なルールでは先手が圧倒的に有利(連打による先手必勝)となります。そのため、現代の競技連珠では先手に「三三」「四四」「長連」の禁じ手を課すことでゲームバランスを保っています。
対する三目並べは、わずか9マスしかありません。選択肢が極端に狭いため、特別なハンデや禁じ手を設けずとも、理論的な限界点にすぐに到達します。このコンパクトさこそが、三目並べが数学やゲーム理論の入門教材として愛され続ける大きな理由です。