一口にポピーと言っても、店頭や花畑で見かける品種にはいくつか種類がある。代表的なのが「アイスランドポピー」と「ヒナゲシ(虞美人草)」だ。
春先の花屋で主役に躍り出るアイスランドポピーは、明るいポップなカラーリングと柔らかな質感が特徴で、全体として「陽気」「やすらぎ」というポジティブなニュアンスが強い。
対して、夏手前に開花するヒナゲシは、中国の歴史劇に登場する悲劇のヒロイン・虞美人の血が流れて咲いたという伝説に由来し、「儚い恋」や「感謝」を象徴する。同じポピーでも、品種のバックグラウンドを知ることで、その表情はより立体的なものへと変化する。