映画界においても、沢口靖子は常に東宝の看板女優として格式高い作品に出演し続けました。
1986年の映画『鹿鳴館』や1987年の『竹取物語』では、豪華絢爛な衣装に身を包んだ息をのむような美しさを披露。大河ドラマ『独眼竜政宗』での愛姫役や、TBSドラマ『風の盆から』など、情感あふれる演技で大人の女性としての深みを増していきます。
そして1999年にスタートしたのが、彼女の代表作となるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』シリーズです。京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコ役を25年以上にわたり演じ続けるという前人未到の記録を樹立。知性と正義感、そしてチャーミングさを兼ね備えたキャラクターは、老若男女から絶大な支持を集めています。