お札を小さく折る際、「三つ折りではなく四つ折りにしてもよいのか」という疑問を耳にすることがあります。結論から言うと、慶事やお祝い事において「四つ折り」は明確なタブーです。
日本語において「四」という数字は「死」を想起させる忌み数とされています。結婚祝いのお車代、子どもの成長を願うお年玉、快気祝いなどの場において、四つ折りでお金を包むのは縁起担ぎの観点から強く避けられます。小さな豆ポチ袋などに収める場合であっても、可能な限り三つ折りに収まるサイズの袋を選びましょう。
また、包む名目によっても「折る・折らない」の厳密な使い分けが存在します。
・ご祝儀(婚礼など):大判の祝儀袋を用い、「新札を折らずにそのまま包む」のが正式マナー。三つ折りにするのは失礼にあたります。
・お車代・心づけ:数千円から1万円程度をカジュアルに渡す場合、ポチ袋に「新札を三つ折り」にして渡すのが一般的です。ただし、主賓や乾杯の挨拶を頼んだ目上の方へ数万円以上のお車代を包む際は、ポチ袋ではなく略式のご祝儀袋(水引がついた封筒)を使い、お札を折らずに入れるのがスマートです。
・お年玉:ポチ袋に「三つ折り」で包むのが現代の定番スタイルです。