日本放送協会(NHK)の看板番組である『おかあさんといっしょ』は、1959年10月に放送を開始した。テレビが一般家庭へと普及し始めた時代、幼児期における情操教育の場を提供しようという試みからスタートした企画だった。初期の放送では試行錯誤が繰り返されたが、音楽と身体表現を組み合わせた独自の構成が瞬く間に人気を獲得した。
現在ではNHK Eテレの朝夕の定番枠として定着し、子ども向け教育番組の代名詞的な存在として確固たる地位を築いている。番組内で扱われる楽曲はクラシックな童謡から、現代のポップス調のエネルギッシュなナンバーまで非常に幅広い。時代ごとの子どもたちが口ずさみやすいメロディを追求し続ける姿勢が、数十年以上にわたる長寿の秘訣だ。