ユーザーが検索窓に名前を入力した際、自動的に補完される言葉——いわゆるサジェスト機能は、現代人の情報接触において絶大な影響力を持つ。しかし、ここには技術的な盲点が存在する。
「〇〇 逮捕」「〇〇 疑惑」といった過激な語句は、クリック率が極めて高い。一度一部のアカウントがこうした組み合わせで記事を投稿すると、内容の真偽にかかわらず閲覧者が急増する。アルゴリズムは「人々が求めている最新情報」と判断し、さらに目立つ位置へと掲示してしまう。この機械的な増幅プロセスこそが、事実とは真逆のイメージを固定化させてしまう最大の要因だ。