実際の現場において、何を選び何を決して食べてはいけないのか。アスリートフードマイスターの視点から厳選されたメニュー構成は非常に明確だ。運動2〜3時間前のおすすめメニューとしては、出汁の効いた素うどん、鮭や梅のおにぎり、カステラ、蒸しパンなどが挙げられる。これらは胃滞留時間が短く、効率よくエネルギーに変換される優良な食材だ。
一方で、試合直前に避けるべきNG食品の代表格が「揚げ物」「生もの」「高ファイバー食材(ごぼうや海藻類)」、そして「激辛料理」である。脂質は消化に4〜6時間以上を要するため胃腸に血液を停滞させ、運動中の脇腹の痛みや全身の重さの原因となる。生ものは腹痛のリスクを伴い、過度な食物繊維は腸内ガスを発生させて集中力を乱す。メニュー選びの妥協は、それまでの練習量を台無しにしかねない。