完璧に見える東灘区ですが、検討時に見落としてはならない構造的な注意点が2点存在します。
第1に「地形による坂道の厳しさ」です。阪急沿線より北側の山手エリアは眺望と閑静さに優れる反面、急勾配が連続します。電動アシスト自転車やマイカーの利用が前提となる場所が多く、高齢期における移動手段の確保は入居前に綿密にシミュレーションしておく必要があります。
第2に「自然災害への備え」です。東灘区のハザードマップと水害リスクを確認すると、山手側は集中豪雨時の土砂災害警戒区域に指定されているエリアがあり、住吉川や天井川周辺では浸水想定がなされています。一方、阪神沿線以南の湾岸エリアでは津波・高潮の浸水リスクが明記されています。2026年以降の住宅選びでは、駅名やブランドだけでなく、ピンポイントでの地盤・標高データの精査が欠かせません。