北中米3カ国で共同開催される大舞台を控え、ゴール裏の現場では今までにない緊迫感と高揚感が交錯している。中心人物である植田朝日をはじめとするコアメンバーは、広大な北米大陸での移動ロジスティクスやセキュリティ規制、そして巨大スタジアムにおけるビジュアルパフォーマンスの許諾を巡り、国際サッカー連盟(FIFA)側との水面下の調整を極秘裏に進めてきた。
独自に入手したリーク情報によると、今回の遠征では従来の観客席応援の枠を超えたメガサイズの大旗展開と、現地在住の日本人コミュニティを巻き込んだ大規模な事前決起イベントが計画されているという。広大なアウェイの地をいかにして「ホームの空気」へと塗り替えるか。数々の修羅場を潜り抜けてきたウルトラス・ニッポンの知恵と執念が、かつてないスケールで発揮されようとしている。