インターネット上の掲示板やコミュニティでは、育児休業給付金をめぐる根拠のない噂や誤解が蔓延しています。家計の防衛にあたって、まずは以下の盲点を正しく把握しておく必要があります。
誤解①:「支給決定通知書が届くまでは1円も振り込まれない」
これは完全な誤解です。前述の通り、ハローワークのシステム上、支給決定が確定した瞬間に金融機関への送金手配が走り、紙の通知書はその後から郵送されます。通帳やネットバンキングの明細を確認し、「ショクギョウアンテイキョク(職業安定局)」や「コウヨウホケン」名義で入金があれば、通知書がまだ手元になくても受給自体は滞りなく完了しています。
誤解②:「通知書はただの入金明細だから捨てても問題ない」
これは最も危険な誤認です。支給決定通知書は、単なる受給確認書ではありません。用紙の右半分(あるいは下部)には「次回支給申請書」が一体となって印字されているほか、地方自治体の認可保育所への入所申込み時、あるいは育休を1歳以降へ延長する際の「育児休業給付金受給資格の証明書類」として行政機関への提出を求められます。絶対に破棄せず、育休終了時まで厳重にファイル保管してください。
誤解③:「2回目以降の申請も毎回3〜4ヶ月待たされる」
初回こそ休業実績の確認や受給資格の確認で数ヶ月を要しますが、2回目以降は「2ヶ月ごとに1回」のサイクルで極めて規則的に振り込まれます。支給単位期間の2ヶ月が終わった翌月上旬〜中旬に会社が申請すれば、およそ1〜2週間程度で振り込まれるため、初回のような極端な待機期間は発生しません。