一方で、意識の面でも興味深い変化が見られる。数年前まで「下着のラインが見えること=恥ずかしいこと、隠すべきもの」というネガティブな捉え方が主流だった。しかし、多様な体型を受け入れるボディポジティブの考え方が浸透したことで、「自分が心地よいと感じるインナーを選ぶ」という自己決定の意識が急速に高まっている。
無理に体を締め付けてラインを消すのではなく、自分の体型に自然にフィットするプロダクトを選ぶ。海外のZ世代を中心に広まったTバックやソング、あるいはボクサータイプのインナーをあえてスマートに着こなすスタイルは、日本市場にも確実に定着しつつある。「隠さなければならない」というプレッシャーからの解放が、新しいファッションの自由を生み出しているのだ。