視覚的なインパクトとテーマ性において、常に業界の先頭を走り続けているのがヒルトン東京 マーブルラウンジだ。中央にそびえる大理石の柱と吹き抜けの開放的な空間を舞台に、季節ごとにがらりと表情を変えるドラマチックな世界観が構築される。
春のストロベリーフェア、初夏のサマーガーデン、秋のハロウィン、冬のホリデーサーカス。訪れた瞬間、物語の主人公になったかのような錯覚に陥るインスタレーションは、SNS全盛の時代において圧倒的な拡散力を生み出してきた。しかし、マーブルラウンジの真価はビジュアルの美しさだけにとどまらない。
シェフが目の前で液体窒素を使って瞬間冷凍するアイスクリームや、スパイスを効かせた自家製コンフィチュールなど、五感を刺激する仕掛けが随所に散りばめられている。甘美な香りが漂う中で過ごす2時間は、日常から完全に切り離された特別なショートトリップと言っても過言ではない。