衝撃的な数値だ。2026年から2026年にかけて実施されたJNCAP(自動車アセスメント)の衝突安全性能試験において、主要メーカーのフラッグシップ軽自動車が軒並み高得点を叩き出している。
特に前面フルラップおよびオフセット衝突における乗員保護性能は、10年前のCセグメントセダン(2000ccクラス)に匹敵するレベルだ。ダミー人形に加わる衝撃加速度の低減、エアバッグの緻密な展開タイミング、ダッシュボードの変形抑制など、現代の軽自動車は極めて高いエネルギー吸収構造を備えている。
「軽だからぶつかったら潰れる」のではない。「正しく潰れて、乗員がいるキャビンだけを強固に残す」という現代の安全思想が、わずか3.4メートル以下の車体の中にぎっしりと凝縮されているのだ。