突然の別れを受け、かつて恒岡さんが公表していた健康面での苦難に注目が集まりました。ハイスタが絶頂期にあった2000年の活動休止以降、恒岡さんは精神的な不調に苦しみ、うつ病との闘病生活を送っていたことがバンドのドキュメンタリー映画『SOUNDS LIKE SHIT』などでも率直に語られています。
ドラムスティックを握ることすら困難になった時期を乗り越え、2011年の東日本大震災をきっかけとした『AIR JAM 2011』で見せた奇跡の復活劇は、多くのファンの胸を打ちました。重圧や葛藤を抱えながらも、医療機関のサポートや音楽仲間との絆によって再びステージに立ち、力強いプレイを取り戻していたのです。
そのため、一部では「過去の病気や精神的不調の再発が関係しているのではないか」という声もあがりましたが、晩年まで多岐にわたるアーティストのサポートドラムやレコーディングを精力的にこなしており、直前まで現場で生き生きと音を紡いでいた事実が残されています。