検索エンジンやSNS上で話題に上る際、しばしば巻き起こるのが名称を巡る混同だ。清涼飲料水市場で世界的なシェアを誇る清涼飲料「7 Up」は、米国等でペプシコが販売・流通を手掛ける超有名ブランドだが、ドキュメンタリー作品の『7 Up』とは直接の資本関係はない。
だが、ポップカルチャーの歴史においては、この同名であるがゆえのクロスオーバーや誤解が度々語り草となってきた。昭和から平成、そして令和に至るまで、カルチャー誌や映画評で「セブン アップ」と記される際、ドリンクの爽快感とドキュメンタリーの瑞々しい疾走感が対照的に語られることも少なくない。時代を映し出すポップアイコンとしての二つの「7 Up」は、図らずもそれぞれの分野で世紀を超えたブランド価値を築き上げている。