開幕前の下馬評を覆す波乱が相次いでいる最大の理由は、各大学における「戦術の現代化とスカウティングの高度化」にあります。かつてのような圧倒的なインサイドの高さや個人のタレント力だけに頼るバスケットは通用しなくなっており、緻密なスペーシングと高速なボールムーブメントを徹底したチームが着実に勝率を伸ばしています。
特に注目を集めるのが東海大学と白鷗大学の対戦成績に代表される頂上決戦の行方です。強固なディフェンスをベースに手堅い試合運びを得意とする東海大に対し、白鷗大は爆発的なトランジションとアウトサイドシュートで対抗。近年はこの両雄の対戦でもスコアが大きく動く展開が増加しており、ライバル関係はより熾烈さを増しています。
さらに波乱を呼ぶ第3の要因が「スリーポイント試投数の激増」です。ポゼッションごとの期待値を最大化するため、ガード陣のみならず2メートル級の留学生やフォワード陣も果敢にアウトサイドを狙うスタイルが浸透。これにより、20点差のリードがあってもわずか数分で試合がひっくり返る劇的な逆転劇が日常茶飯事となっています。