海外における日本の昭和音楽ブームは、山下達郎や竹内まりやに代表される洗練されたシティポップから、より感情の振れ幅が大きい「歌謡ロック」へと進化を遂げている。米音楽メディアPitchforkをはじめとする海外の音楽批評家たちも、マイナーコードの緻密な配置とエモーショナルな展開を絶賛するレビューを相次いで寄稿した。
デジタル処理された滑らかな現代の音に慣れ親しんだZ世代にとって、サビに向かって一気に感情が爆発するカタルシスは新鲜そのものだ。洗練されすぎない「生の情熱」や「大げさなほどのドラマ」が、SNS世代の孤独感や焦燥感と奇跡的なシンクロを見せている。